●冬のライドは朝が氷点下、日中の気温が10度を切って5度くらいになります。いかに冷たい風をコントロールするかで快適性が変わります。バイクウエアのアッパーは本格的に保温性能が高く、フロント・フルジップなどで風の流入をコントロールして体温調整できる組み合わせを考えないと、寒かったり、上り坂で暑すぎたりで、快適にロングライドを楽しめません。
ベース、ミドル、ウインドブレーカーの重ね着の組み合わせを選ぶか、保温性の高いウインドストッパー生地採用のウインタージャケットを上に着るかを考えましょう。
●いずれにしろ重ね着になるわけですが、ロードのトレーニングなら体温調整重視のウインドブレーカーで風を防ぐ組み合わせがいいし、ロングライドの場合は、なるべく動きを制約されないでリラックスできて、温か〜いウインタージャケットを基本にしたバイクウエアの組み合わせがいいですね。
まずはベースレイヤ―として、しっかり保温性や肌触りが良く、汗を肌から吸い上げて蒸散させてドライな感じを保ちたいので、アンダーウエア選びが重要でしょう。
●冬用のアンダーウエアと言えばクラフトです。半袖や長袖の他に、長袖で前をウインドストップ生地でカバーした厳冬期向けのモデルがあります。
化学繊維ですがドライ感やフィット感は抜群で1枚は持ちたいアイテムです。伸縮性の高い化学繊維で織られた生地は保温性が高く、繊維は汗そのものは吸わず、肌で発生した汗を生地の表面へ吸い上げて、外へ送り出して蒸散させる機能を持っています。その上に長袖の裏起毛素材で通気性のあるフロント・フルジップのジャージなどを重ね着します。
●その上に、フロント・フルジップの防風ナイロンのウインドブレーカーをはおれば、走行中にジッパーを開閉して空気の入る量を調整して、体温調整できる組み合わせになります。
ウインドブレーカーはマイクロファイバー製のペラペラの生地で風を防ぎ、折り畳めばコンパクトで重さも80g台というモデルもあります。ロードトレーニングには最適なアイテムです。
●汗を大量にかいても冷たくならないアンダーウエアを望むなら、湿度を繊維が吸うと発熱する、100%ファインメリノウールのアンダーウエアが最適です。
汗を吸ってビショビショになっても冷たくならず快適です。雨にあってアンダーウエアまで濡れても、ファインメリノウールのアンダーを着ていれば冷たくならないので、天候が急変する可能性がある冬のライドには最適なアンダーウエアです。
アイベックス、パールイズミ、モンべルなどにラインナップされています。半袖と長袖があります。
●天然繊維のウールのかさかさする部分を繊維から削り取っているので、しっとりとした温かい肌触りを実現、スーパーファインメリノウールのジャージやセーターは、伸縮性が高く動きをじゃましないし、保温性だけでなく、汗の発散性にも優れているので、体温を一定に保つコンディショニングウエアとして、アンダーウエアや、その上に重ね着してデッドエアを増やして保温性を高めるミッドウエアとしてセーターを採用すると快適です。
●さ〜て、ウインターウエアの真打ちは、何と言ってもオールインワンの防風性、保温性、汗の蒸散性能、はっ水性などを兼ね備えたウインタージャケットでしょう。
アソスでいえばフグジャケットやウインタージャケット、ラファのクラシックウインタージャケット、デマルキのウインタージャケットが代表的なモデルです。
他ブランドも続々とラインナップしています。ウインタージャケットは、これ一枚でいいという分けではないけど、ホットアンダーの上に着てもいいほど保温性が高く、ミドルの重ね着を減らせるほど保温性の高いジャケットです。
●ウインタージャケットは、前面に風を防ぎ汗を蒸散させるというウインドストッパー素材を採用、表面の生地と裏の保温性の高い生地の間に、多孔膜フィルムをラミネートして、汗の蒸散させ、体感温度を下げる風を防ぐ機能があります。
背面はより汗を発散させる素材を採用して蒸れを防ぎ、保温性の高いジャケットです。ウインドストッパー素材もどんどん進化していて伸縮性が向上していますし、サイドパネルに伸縮性の高い素材を採用して、よりフィット感が高まっています。フロントはフルジップでジッパーの開閉で、風の入る量を調整してベンチレーションできます。
●10度を切るフィールドでは、長袖ホットアンダー、長袖ジャージ、その上にウインタージャケットを着れば快適に走れます。日が差して気温が高くなったり、上り坂で体温が上がったり、発汗してきたらフロントジッパーを開けてベンチレーションします。
ウインタージャケットには、バイクジャージのように背面に3ポケットの付いているタイプや、背面にジッパー付きの大きなポケットが付いたモデルがありますから、使い勝手など好みで選びましょう。寒い冬もバイクライドを楽しんでください。ではでは。