2009.06.18 Thursday
藤下さんの「自転車生活」VOL.50
■西麻衣子選手のクリート位置の調整
●スポーツバイクファクトリー北浦和スズキがメカニカルアドバイスの契約をしているプロトライアスリートの西麻衣子選手に、メカニカルサポートをITUコンチネンタルカップ蒲郡トライアスロンで実施しました。
●蒲郡のレース結果は残念ながら、第2集団の4人に入っていましたが、コーナーで膨らんできた選手に前輪をすくわれて転倒落車で、フィニッシュできませんでしたが、ケガは肩の打撲と頭部を打って記憶が飛んでいるけど、CTスキャンでも問題無しと言うことでしたので、次の7月5日の七ヶ浜大会に出場できそうです。
●以前より、西選手はバイクでの脚の違和感を訴えていました。
以前にクリートを設定した時は快調だったのに、そのクリート位置へ印を付けていて、新しいクリートへ交換してからわずかに位置がずれてしまったのか、ペダリングしていても違和感を感じて調子が崩れているようです。
蒲郡大会の当日の朝に会ってクリートの再調整をしてほしいと頼まれていました。
●事態はもっと進行していました。新しいバイクシューズが供給されて、その新しいシディのシューズのカーボンソールへ、前のバイクシューズのクリート位置を参考に、クリートを設定してありました。
蒲郡の大会の朝に見せてもらうと、わずかですが最適なクリート位置からのずれが、前後方向、足の向きへの対応、内外方向に発生していました。
●右足は0.5mm、左脚は1mm、クリートの前後方向のずれは、膝から下の筋肉への負荷の増大と、足が安定して踏めないと言う違和感になって洗われていました。
「ここしばらくレースで踏めない感じでイライラしていました、足が踏める場所を探している感じで安定しないんです」と言っています。
●SPD−SLの黄色いクリートの3本のネジを緩め、足をビンディングペダルにセットしてからも、大きく足を動かせるフローティングタイプのクリート位置を、そのままの角度で左右ともわずかに後ろへ移動しました。
足の向きを確認するために、その場でペダリングするくらい膝を高く上げて足踏みしてもらいました。
●その場でペダリングするときと同じくらい膝関節を曲げて、足踏みをしてもらい脚の動きや12時の位置から3時の位置まで、クランクを踏み込む区間の足の向きと足首の角度を確認しました。足踏みを見ても西選手の足の向きの左右差は本当に小さく、クリートの向きにすると理想的な向きとの誤差は0.5mmくらいでした。
●膝から下のふくらはぎと、脛の筋肉への負荷が増しているというので、クリート前後位置をチェックすると、左右とも1mm前後のずれがあり、クリートを固定している3本のネジを緩めて、1mmほど後ろへ移動しました。
●この後ろへmm単位のクリートの移動で、膝から下の筋肉への負荷は激減するはずです。左右の足の開きに関係するQファクターに関わる、クリートの内外の調整は最も狭くなるよう、クランクにバイクシューズの内側が接触しないギリギリにセットしました。
これでクランクを回しやすくなります。
●まずこれでクリートを固定して実際にバイクコースを走ってペダリングしてみて、細かい違和感をチェックして、その感覚を聞いてクリートの向きの修正を加えることにしました。
右足がかかとを外側へひねって踏み出している感じだそうです。
●高い負荷をかけた状態でペダリングすると、12時から6時の近くまでの区間で、かかとを外に出して踏み込み、脚をひねり、上死点へ引き上げるときに、かかとが内側になるようひねる、一連の動作はごく一般的な脚のペダリングの動作です。
●踏み込む脚の動きは、かかとが外側へ向くように、外へ脚をひねる動作になるのです。ひとによってこの動作の大きいライダーと小さいライダーがいます。西選手ははっきりこのひねりの動作が現れるタイプです。
●右足をペダルにセットして、脚に力を入れない状態で、クリートの向きが、かかとがわずかに中へ入り過ぎているので右足のクリートの向きを0.5mm、ニュートラルな状態で、右足のかかとがわずかに外側になるよう微調整しました。
●クリートの前後位置、足の向きに合わせる角度調整、Qファクターに関係する内外を調整して終了です。
走ってみて踏み込んでも安定しているし、膝からしての筋肉へのストレスも減って、足の向きの感覚も左右とも違和感がなくなったようです。レースまで2時間、クリートの調整に30分かかりましたけど、トップレベルの選手にも納得してもらえたようです。
ではでは。
●スポーツバイクファクトリー北浦和スズキがメカニカルアドバイスの契約をしているプロトライアスリートの西麻衣子選手に、メカニカルサポートをITUコンチネンタルカップ蒲郡トライアスロンで実施しました。
●蒲郡のレース結果は残念ながら、第2集団の4人に入っていましたが、コーナーで膨らんできた選手に前輪をすくわれて転倒落車で、フィニッシュできませんでしたが、ケガは肩の打撲と頭部を打って記憶が飛んでいるけど、CTスキャンでも問題無しと言うことでしたので、次の7月5日の七ヶ浜大会に出場できそうです。
●以前より、西選手はバイクでの脚の違和感を訴えていました。
以前にクリートを設定した時は快調だったのに、そのクリート位置へ印を付けていて、新しいクリートへ交換してからわずかに位置がずれてしまったのか、ペダリングしていても違和感を感じて調子が崩れているようです。
蒲郡大会の当日の朝に会ってクリートの再調整をしてほしいと頼まれていました。
●事態はもっと進行していました。新しいバイクシューズが供給されて、その新しいシディのシューズのカーボンソールへ、前のバイクシューズのクリート位置を参考に、クリートを設定してありました。
蒲郡の大会の朝に見せてもらうと、わずかですが最適なクリート位置からのずれが、前後方向、足の向きへの対応、内外方向に発生していました。
●右足は0.5mm、左脚は1mm、クリートの前後方向のずれは、膝から下の筋肉への負荷の増大と、足が安定して踏めないと言う違和感になって洗われていました。
「ここしばらくレースで踏めない感じでイライラしていました、足が踏める場所を探している感じで安定しないんです」と言っています。
●SPD−SLの黄色いクリートの3本のネジを緩め、足をビンディングペダルにセットしてからも、大きく足を動かせるフローティングタイプのクリート位置を、そのままの角度で左右ともわずかに後ろへ移動しました。
足の向きを確認するために、その場でペダリングするくらい膝を高く上げて足踏みしてもらいました。
●その場でペダリングするときと同じくらい膝関節を曲げて、足踏みをしてもらい脚の動きや12時の位置から3時の位置まで、クランクを踏み込む区間の足の向きと足首の角度を確認しました。足踏みを見ても西選手の足の向きの左右差は本当に小さく、クリートの向きにすると理想的な向きとの誤差は0.5mmくらいでした。
●膝から下のふくらはぎと、脛の筋肉への負荷が増しているというので、クリート前後位置をチェックすると、左右とも1mm前後のずれがあり、クリートを固定している3本のネジを緩めて、1mmほど後ろへ移動しました。
●この後ろへmm単位のクリートの移動で、膝から下の筋肉への負荷は激減するはずです。左右の足の開きに関係するQファクターに関わる、クリートの内外の調整は最も狭くなるよう、クランクにバイクシューズの内側が接触しないギリギリにセットしました。
これでクランクを回しやすくなります。
●まずこれでクリートを固定して実際にバイクコースを走ってペダリングしてみて、細かい違和感をチェックして、その感覚を聞いてクリートの向きの修正を加えることにしました。
右足がかかとを外側へひねって踏み出している感じだそうです。
●高い負荷をかけた状態でペダリングすると、12時から6時の近くまでの区間で、かかとを外に出して踏み込み、脚をひねり、上死点へ引き上げるときに、かかとが内側になるようひねる、一連の動作はごく一般的な脚のペダリングの動作です。
●踏み込む脚の動きは、かかとが外側へ向くように、外へ脚をひねる動作になるのです。ひとによってこの動作の大きいライダーと小さいライダーがいます。西選手ははっきりこのひねりの動作が現れるタイプです。
●右足をペダルにセットして、脚に力を入れない状態で、クリートの向きが、かかとがわずかに中へ入り過ぎているので右足のクリートの向きを0.5mm、ニュートラルな状態で、右足のかかとがわずかに外側になるよう微調整しました。
●クリートの前後位置、足の向きに合わせる角度調整、Qファクターに関係する内外を調整して終了です。
走ってみて踏み込んでも安定しているし、膝からしての筋肉へのストレスも減って、足の向きの感覚も左右とも違和感がなくなったようです。レースまで2時間、クリートの調整に30分かかりましたけど、トップレベルの選手にも納得してもらえたようです。
ではでは。
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