2009.06.18 Thursday
藤下さんの「自転車生活」VOL.51
■インソールとバイクシューズ
●アウトドアショップのシューズのコーナーへ行くと、色々な種類のインソール(中敷き)が販売されています,と言うことはインソールがとっても大事な存在であることを示しているんですね。
もちろん市販されているウォーキングやランニングシューズ、そしてバイクシューズにもインソールはセットされて販売されています。
●市販のシューズのインソールはただのフラットな中敷きもありますし、足の裏の母指球からかかと近くに及ぶ、ブリッジにフィットするタイプの中敷きも採用されています。
かなり中敷きの重要性を配慮しているモデルを採用しているシューズも増えています。
でも、何故かシューズメーカーは、シューズの形状やルックスほどには、シューズと足のインターフェースになる、フィット感のアップにとって重要な、中敷きに力を入れていない傾向があります。
●一般的なシューズのソールの内側はほとんどフラットです。
そこにフラットなインソールの組み合わせでは、アッパーと足の甲やつま先やかかとはフィットしていても、足の裏はデコボコなので、ソールから足の裏は浮き上がり、ソールと足の裏とのフィット感は薄く、シューズの中で足が遊んでしまいうこともあります。
●バイクシューズはペダリングのために作られています。
それも、ビンディングタイプペダルの特性に合わせて設計されています。
トウクリップとストラップ、それにバイクシューズの裏に取り付けられた溝付きのシュープレート、その溝とかみ合うプレートが付いているペダルとの組み合わせの時代とはバイクシューズの構造も材質も大きく変化しました。
●ルックのビンディングペダルが開発された当初のバイクシューズは、アッパーがしなやかな革製で、ソールも革を重ねて鉄のプレートで補強して、ペダルの食い込みを防ぐと言うモデルが主流でした。
●ビンディングペダルの登場の少し前に、ドイツのアディダスがプラスチックソールでアッパーにナイロンメッシュと本革や人工レザーで補強を入れたものが市販され、イタリアのオートバイシューズメーカーのシディもナイロンアッパーに革補強のプラスチックソールで、ネジでシュープレートを固定するモデルを市販しました。
●そのバイクシューズのプラスチック製のソールに、スパイクシューズのポイントを取り付けるような雌ネジを3カ所埋め込んだ、ルックペダル専用の3本のネジでソールへ固定する、プラスチック製のクリートに対応したソールのバイクシューズが市販されました。
クリートとはバイクシューズのソールにネジで取り付けて、ビンディングペダルのキャッチメカニズムが、そのクリートを加え込むことで、足とペダルが連結されます。
●ビンディングペダルが市販された当初のバイクシューズは、アッパーの剛性が不足していて、ペダルを踏み込むときは問題がなくても、引き脚を使う場面などで、ソールに固定されたクリートが引かれるので、アッパーが伸びて、足とソールとの間にすきまができてパワーロスしている感じが嫌われました。中には、母指球の近くに補強の浮き上がり防止のバンドを締める選手も登場しました。
●バイクシューズはビンディングペダルの特性に合わせてどんどん進化します。足とバイクシューズのフィット感を高めてパワーロスを少なくするために、ヒールカップ、ヒールカウンター、トウカップ、ぐるりと足の甲を回るサイドの補強、伸びにくいナイロンメッシュの採用、走りながら増し締めできるマジックテープ止めの3本ストラップなど、バイクシューズのアッパーはどんどん剛性が増して行きました。
●究極の高剛性で軽量なソールの素材はカーボンファイバーでした。初期のカーボンソールはカーボン繊維を樹脂で固めたもので、確かにペダルの食い込みは全くなくなりましたが、剛性が高すぎ、重さもさほど軽くない傾向があり、踏み込んだ反力がダイレクトに返ってきて脚へのダメージがありました。強靭なライダーが使いこなせる製品です。
●カーボンソールも成型技術やバイクシューズに求められる剛性感を追求した結果、約7mmと言う薄さにまで進化しました。
カーボンソールの剛性を調整して、ペダルの食い込もがなく、しかもパワーロスなくパワーを伝え、さらに適度に変形して踏み込んだ脚への反力によるストレスもないと言う域に到達しています。
●アッパーも剛性の高さが見直され、足に部bん的なストレスがかからないよう設計され、必要なところには補強が入り剛性を高めているが、足のあたる部分には最適なパッドが配置され、足とのフィット感が格段に高まっています。アッパーを締めるストラップ類もマジックテープ止めやバックルタイプのストラップになり、場面に合わせて適度な締め付けを走りながら調整できるシステムが採用されています。
●アッパーの一部に加熱成型できる樹脂を埋め込み、専用の路を使って加熱して、真空引きのような方法で成型できる、オーダーバイクシューズのようなモデルがシマノに用意されています。
高価なバイクシューズですが、超快適を目指すならチャレンジしてみましょう。このバイクシューズにセットされているインソールも加熱成型できるタイプで、バイクシューズと一緒に成型します。
●シダスの過熱成型できるオーダーインソールは、約30分かけて成型されます。加熱したインソールを、理想的なブリッジ形状になる指を上に反らせたポジションで足の裏の型を取って、その形を整えたバキュームシステムのラバーの上に乗せて、加熱して柔らかくなっているインソールの上に足を乗せて、足の裏とラバーの型でサンドイッチして成型します。
冷ますと足の裏にそっくりになり、再現性がいい成型方法です。
●足の裏のブリッジに強く矯正をかける場合は、バキュームの型どりの段階でその部分の型を盛り上げます。
現状で良ければそのままの型で成型します。
かかとを安定させるパーツや、母指球から先に傾斜をつけたい場合は、インソールの裏に樹脂を張り付けて、サンダーで斜めに削ります。内側を高くする傾斜はO脚の足の裏の傾きに対応します。
内側を低くする傾斜を付けるとX脚の足の裏に対応します。
●シダスのインソールは、足のブリッジに合わせて成型をすると、足の裏にインソールがフィットして、足元からの情報量が増えて、バランスを取りやすくなったリするそうです。
加熱成型したインソールとバイクシューズのフラットなソールの間には空間ができます。その空間があることで血液のポンピング作用やショック吸収が行えると言う考え方だそうです。
●スぺシャライズドのバイクシューズは、ブリッジの高さを低く設定したインソールがセットされています。
スぺシャライズドではインソールを数種類用意して、ブリッジの高さに合わせてフィット感を選べるようになっています。
さらに、つま先には右と左で厚さが違うテーパー状になった、インソールに張りつけるシートが用意されています。これでO脚にもX脚にも対応できるシステムになっていますが、O脚やX脚の度合いの見極め、矯正が必要なのかどうかを見極める目が必要です。
ではでは。
●アウトドアショップのシューズのコーナーへ行くと、色々な種類のインソール(中敷き)が販売されています,と言うことはインソールがとっても大事な存在であることを示しているんですね。
もちろん市販されているウォーキングやランニングシューズ、そしてバイクシューズにもインソールはセットされて販売されています。
●市販のシューズのインソールはただのフラットな中敷きもありますし、足の裏の母指球からかかと近くに及ぶ、ブリッジにフィットするタイプの中敷きも採用されています。
かなり中敷きの重要性を配慮しているモデルを採用しているシューズも増えています。
でも、何故かシューズメーカーは、シューズの形状やルックスほどには、シューズと足のインターフェースになる、フィット感のアップにとって重要な、中敷きに力を入れていない傾向があります。
●一般的なシューズのソールの内側はほとんどフラットです。
そこにフラットなインソールの組み合わせでは、アッパーと足の甲やつま先やかかとはフィットしていても、足の裏はデコボコなので、ソールから足の裏は浮き上がり、ソールと足の裏とのフィット感は薄く、シューズの中で足が遊んでしまいうこともあります。
●バイクシューズはペダリングのために作られています。
それも、ビンディングタイプペダルの特性に合わせて設計されています。
トウクリップとストラップ、それにバイクシューズの裏に取り付けられた溝付きのシュープレート、その溝とかみ合うプレートが付いているペダルとの組み合わせの時代とはバイクシューズの構造も材質も大きく変化しました。
●ルックのビンディングペダルが開発された当初のバイクシューズは、アッパーがしなやかな革製で、ソールも革を重ねて鉄のプレートで補強して、ペダルの食い込みを防ぐと言うモデルが主流でした。
●ビンディングペダルの登場の少し前に、ドイツのアディダスがプラスチックソールでアッパーにナイロンメッシュと本革や人工レザーで補強を入れたものが市販され、イタリアのオートバイシューズメーカーのシディもナイロンアッパーに革補強のプラスチックソールで、ネジでシュープレートを固定するモデルを市販しました。
●そのバイクシューズのプラスチック製のソールに、スパイクシューズのポイントを取り付けるような雌ネジを3カ所埋め込んだ、ルックペダル専用の3本のネジでソールへ固定する、プラスチック製のクリートに対応したソールのバイクシューズが市販されました。
クリートとはバイクシューズのソールにネジで取り付けて、ビンディングペダルのキャッチメカニズムが、そのクリートを加え込むことで、足とペダルが連結されます。
●ビンディングペダルが市販された当初のバイクシューズは、アッパーの剛性が不足していて、ペダルを踏み込むときは問題がなくても、引き脚を使う場面などで、ソールに固定されたクリートが引かれるので、アッパーが伸びて、足とソールとの間にすきまができてパワーロスしている感じが嫌われました。中には、母指球の近くに補強の浮き上がり防止のバンドを締める選手も登場しました。
●バイクシューズはビンディングペダルの特性に合わせてどんどん進化します。足とバイクシューズのフィット感を高めてパワーロスを少なくするために、ヒールカップ、ヒールカウンター、トウカップ、ぐるりと足の甲を回るサイドの補強、伸びにくいナイロンメッシュの採用、走りながら増し締めできるマジックテープ止めの3本ストラップなど、バイクシューズのアッパーはどんどん剛性が増して行きました。
●究極の高剛性で軽量なソールの素材はカーボンファイバーでした。初期のカーボンソールはカーボン繊維を樹脂で固めたもので、確かにペダルの食い込みは全くなくなりましたが、剛性が高すぎ、重さもさほど軽くない傾向があり、踏み込んだ反力がダイレクトに返ってきて脚へのダメージがありました。強靭なライダーが使いこなせる製品です。
●カーボンソールも成型技術やバイクシューズに求められる剛性感を追求した結果、約7mmと言う薄さにまで進化しました。
カーボンソールの剛性を調整して、ペダルの食い込もがなく、しかもパワーロスなくパワーを伝え、さらに適度に変形して踏み込んだ脚への反力によるストレスもないと言う域に到達しています。
●アッパーも剛性の高さが見直され、足に部bん的なストレスがかからないよう設計され、必要なところには補強が入り剛性を高めているが、足のあたる部分には最適なパッドが配置され、足とのフィット感が格段に高まっています。アッパーを締めるストラップ類もマジックテープ止めやバックルタイプのストラップになり、場面に合わせて適度な締め付けを走りながら調整できるシステムが採用されています。
●アッパーの一部に加熱成型できる樹脂を埋め込み、専用の路を使って加熱して、真空引きのような方法で成型できる、オーダーバイクシューズのようなモデルがシマノに用意されています。
高価なバイクシューズですが、超快適を目指すならチャレンジしてみましょう。このバイクシューズにセットされているインソールも加熱成型できるタイプで、バイクシューズと一緒に成型します。
●シダスの過熱成型できるオーダーインソールは、約30分かけて成型されます。加熱したインソールを、理想的なブリッジ形状になる指を上に反らせたポジションで足の裏の型を取って、その形を整えたバキュームシステムのラバーの上に乗せて、加熱して柔らかくなっているインソールの上に足を乗せて、足の裏とラバーの型でサンドイッチして成型します。
冷ますと足の裏にそっくりになり、再現性がいい成型方法です。
●足の裏のブリッジに強く矯正をかける場合は、バキュームの型どりの段階でその部分の型を盛り上げます。
現状で良ければそのままの型で成型します。
かかとを安定させるパーツや、母指球から先に傾斜をつけたい場合は、インソールの裏に樹脂を張り付けて、サンダーで斜めに削ります。内側を高くする傾斜はO脚の足の裏の傾きに対応します。
内側を低くする傾斜を付けるとX脚の足の裏に対応します。
●シダスのインソールは、足のブリッジに合わせて成型をすると、足の裏にインソールがフィットして、足元からの情報量が増えて、バランスを取りやすくなったリするそうです。
加熱成型したインソールとバイクシューズのフラットなソールの間には空間ができます。その空間があることで血液のポンピング作用やショック吸収が行えると言う考え方だそうです。
●スぺシャライズドのバイクシューズは、ブリッジの高さを低く設定したインソールがセットされています。
スぺシャライズドではインソールを数種類用意して、ブリッジの高さに合わせてフィット感を選べるようになっています。
さらに、つま先には右と左で厚さが違うテーパー状になった、インソールに張りつけるシートが用意されています。これでO脚にもX脚にも対応できるシステムになっていますが、O脚やX脚の度合いの見極め、矯正が必要なのかどうかを見極める目が必要です。
ではでは。
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