久々の都内の気になるショップ巡り
手術を終えて5日ほど経過した日、個室を抜け出して外を2時間散歩してきますと、つくばのアウトドアショップのナムチェバザールへデイパックを探しに行きました。
30Lのグレゴリーのデイパックを買って病室へ持ち帰りました。
ところが手に入れてあれこれチェックしてみると、細かい仕切りが今ひとつ、荷物をボンと入れるにはいいけど、文房具などが細かく収納できません。
そこで後日、外出許可のないまま再び脱走、好日山荘に出かけてセール品のノースフェースの30Lのデイパックを手に入れました。
それから1ヶ月と少し、無事に退院して久々に東京へ出ました。
神田の山用品で有名な「さかいや」さんのバッグ限定ショップの品揃えが凄い!。皇居から水道橋へ向かうメインの道路に面している、いわゆる昔の神田の古書店街だった場所に、「さかいや」さんのメイン店舗のビルがあります。
小さなビルの最上階まで全て山用品が詰まっています。その他にも、この神田周辺に色々な取り扱いブランド別の店舗や、バッグ専門の店舗があります。
バッグ好きとしては、なんと言ってもこの専門店が大好きです。
大きなビルのほぼ1階全体がバッグやザックで埋め尽くされています。
やっぱりここへ来て良かったと思う現物がストックされていて、あれもこれも欲しくなってしまい、お財布の中身との相談どころでもありますが、あっ!、グレゴリーの旧ロゴ付きのコロコロ着きバッグだとか、ちょっと目的と違った製品でも、ああも使えるのでは、いつか使うのではなどと考えてしまい、我慢するのが大変です。
今回は遠征用の45Lから40Lサイズのデイパックのように背負えたり、手に持ったり、ショルダーベルト1本でも持てるマルチパーパスな2日3日用の遠征バッグがターゲットでした。
圧倒的な数のバッグが展示されていて、やっぱり欲しいのが3つもありました。
グレゴリーのコロコロ付きの40Lのバッグ。
やや重いですがトランクのようにメインのふたを開閉できて、中身を一瞬で確認できる優れものです。
グレゴリーの旧マークのモデルで2万円を切るセール品でした。
これは超お買い得だしいいな〜、超欲しい〜。
丈夫そうで工具バッグとしても使えそうな感じでした。
もう一つはノースフェイスの40Lのざっくりとしたコーデュラナイロン生地の背負うバッグです。
長方形のメインのバッグの前面に大柄なジッパー付きの大きなポケットが付いています。
生地の裏を確認すると防水のコーティングが施されています。
ショルダーベルトが2本付いて山ザックのように背負えます。細かい仕切りはなく、荷物をさくさくっと放り込んで運ぶ感じで、文房具などの入れどころがないので、目的に合わないけど、なんかざっくりしたラフな作りが魅力的でした。これも欲しい〜。
さて、本命はパタゴニアの45Lのバッグです。中には細かい仕切りがたくさんあって、どこへしまったかわからなく可能性がありますが、文房具なども細かく収納できるし、2層構造でメッシュのふたが付いているメインのバッグには、中身を確認しやすいし、日常用とバイクウエアを巧いこと収められそうです。
黒姫高原るんるん合宿にもぴったりだし、つくばでマジカルミステリーツアーを開催する時にも荷物の量がぴったりです。
これは確実に買いです。
ふじみ野のワイルドワンより2000円高いけど場所代だと思って買いました。
お財布の中身に聞いてみましたが、気になる3つ全部を買うわけには行かないので、予定通りパタゴニアのバッグを手に入れて、イーグルクリークのメッシュのふたつきの30Lのガーメントバッグから、乗鞍のサポートで使うウエアやサプリメントなどをホテルの部屋で移しています。何だか思うどおりのいいバッグが手に入ると浮き浮きしちゃいます。
神田のおそば屋さんでお昼ご飯を食べてから再スタートして、浜松町のシミズサイクルに寄りました!。
JR の浜松町駅の高架の下から見上げると、ラジオ局の文化放送があります。
大竹まことさんや、吉田照美さんが、そこの上の階のスタジをから放送しています。
向かい側の茶色の基調のガラス張りのビルが貿易センターです。
昔はこの界隈では抜きん出た高層ビルで、この辺りのランドマークタワーでした。
その前を通って大通に出る手前の角のビルの1階が焼き鳥で有名な飲み屋さんです。
昼間はまだやっていません。
酒も飲まないのに、浜松町にあったクリタサイクルとシミズサイクの2軒のサイクルショップに寄って、楽しい時間を過ごし、帰りが夕方になると一人で焼き鳥を食べに立寄りました。
時代は流れてメビウスのフレームを作っていたクリタさんは亡くなり、シミズサイクルの整備の名人の親父さんも亡くなりました。
シミズサイクルは娘さんと旦那さんが受け継いで、ヨーロッパを感じさせるスチールフレームのカスタムバイクを組んで営業しています。
親父さんは本当に自転車整備や修理の名人でした。
たびをはいて、雪駄を引っかけて、狭い店内にスポーツバイクを持ち込んで、夢中になって整備している姿は見物するに値する作業っぷりでした。
昔のパーツはねじ込みとか、その方向とか、専用の特殊な工具がいろいろ必要で、ハンガーカップとか、ロックリングとか、スプロケットリムーバーとか、フリー抜きなど、力のかけ方が絶妙で、まったくもって理にかなったやり方でスムーズに作業していました。
シミズサイクルへ通う原因とも言えるのが、カンパニョーロのパーツの補修パーツやバラで手に入りにくいパーツが展示されている、2つの硝子のショーケースです。
これが磁石のようにクマジジイを引き付けていたのです。
この2つのショーケースを見ているだけで、1時間も2時間も過ごせるし、親父さんの整備作業を見るのがとても楽しみでした。
たいしたものも買わないのに居さしてくれました。
そして、その長く居座るボクにおばちゃんが美味しいお茶を出してくれたり、自家製のお新香を出してくれたり、ときには夕ご飯を食べさせてくれたり。
いつか食べさせてもらったお稲荷さんは旨かったな〜。ボクが61歳だから、おばちゃんはいま90歳だな。
元気に温泉へ行ったりしているそうです。
このお店に出入りするようになって30年以上がたって、時代は変わったし、自分も年をとったけど、このお店の楽しさは変わりないな〜。
ではでは。