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月刊サイクルスポーツではおなじみのフリーライター藤下雅裕氏によるブログ「自転車生活」。
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藤下さんの「自転車生活」VOL.405

リッチーの73度ステムもクランプ形状が変わっていました!

 

トム・リッチーはマウンテンバイクのイメージが強いけど、実はロードバイク乗りだったんです。

体がでかいからフレームサイズも大きくて、クリテリウムを走る彼はカッコ良かったですよ。

 

だから、彼のアイデアを具体化するためにプロデュースするリッチーロジックブランドのパーツは

MTB パーツもロードパーツも、共通しているのは軽さと強度とスマートさです。

 

どのパーツもヘビーな感じより、何かロードバイクに似合いそうな贅肉のないデザインが貫かれています。

アルミ合金製のステムでも鍛造にこだわって、肉厚を最小限に抑えて軽量化して

しかも剛性や強度が確保される外径やデザインです。

余りにストレートでシンプルな遊びのないデザインですが、ロード乗りも納得できる繊細さがあります。

 

73度ヘッドアングルに対応しているモデルには3Tにもあります。

なんで突き出し部分が水平になるモデルにこだわるのか。

それはハンドリングの安定感を得られるからです。使ってみればすぐに体感できます。

 

ハンドリングが軽い方がいいライダーは前上がりになるライズのステムでいいと思いますが

安定させたいライダーには73度がお薦めです。

ブラケットやハンドルに手をのせるだけで真っ直ぐに走ってくれます。

 

73度対応の軽量なリッチーのWSCステムを愛用しています。

220のWSCというモデルは鍛造アルミで突き出し部分もクランプ部分も肉厚が薄く

ぎりぎりまで贅肉が削ぎ落とされています。

ハンドルをクランプするボルトはチタン合金製、31.7mmのクランプもアルミの鍛造でした。

クランプ金具は180度、ステム側が180度で2分割されています。

4本のクランプボルトでバーを固定します。

クランプ部分の中央近くに、上下2本のボルトが集中して止められる構造になっています。

 

これでスリップしやすいカーボンハンドルもしっかり固定されていました。

 

フロントフォークコラム側のクランプボルトは2本で、ハンドルのクランプと同じくチタン合金製のボルトです。

スチールボルトと同じ形状ですから45%の軽量化です。

強度はスチール製よりは少し弱くなり使いがデリケートになりますが、まったく不安なく使えます。

フォークコラムへクランプする部分のスロット(切り溝)は一般的には直線ですが

WSCは斜めで、2本のボルトを強く締めても、アルミ合金製のクランプがカーボン製のコラムへ食い込む位置が上下で斜めにずれて、カーボン製のコラムにかかる力を分散して、固定力と強度を両立させた細かい配慮でしょう。

 

フォークコラムに73 度ヘッドアングル対応のWCS のステムを固定すると、突き出し部分が水平になります。

すると前上がりのステムを使った時よりハンドリングが安定します。

直進安定性が増して、ブラケットに手をのせるだけで真っ直ぐ走ってくれます。

 

ピナレロのパリのグリップポジションを変更するためにリッチーの73度ヘッドアングル対応のWSC の120mm、100mm、90mmを発注しました。

すると、届いたのは220度クランプに変更されたモデルでした。

ボルトもチタン合金製からスチール製に変更されていました、ちょっとがっかり。

 

ステム側のハンドルをクランプする部分は220度、クランプ金具側は140度というわけです。

斜めにねじ込むクランプボルトは少しねじ込みにくいな。4本のボルトをねじ込む位置は旧モデルより幅が広くなっています。

クランプボルトはチタン合金製に置き換えました。

フォークコラム側のクランプ部分の構造は同じくスロットが斜めになっていました。

もちろんこちら側のボルトもチタン合金へ置き換えました。

ささやかな軽量化ですがこういうところのこだわりの積み重ねが、カッコいいバイクのフォルムにつながると思っています。

ではでは。

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