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月刊サイクルスポーツではおなじみのフリーライター藤下雅裕氏によるブログ「自転車生活」。
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藤下さんの「自転車生活」VOL.408

体幹トレだけでは腰の固定力は生まれません!?

鈴木店長の出ていたテレビで紹介されていた

固定式のローラー台でペダリングするライダーの腰を、トレーナーさんが抑えたペダリングでの効率アップですが

体幹を鍛えるだけでは腰の固定力を高めてペダリングの効率アップをできません。

骨盤の角度を意識して、サドルと腰の固定力を高めないと、お尻が安定して脚を踏み込んだ反力に対抗して踏み込めないのです。

体幹を鍛えることと、骨盤の角度の意識の両方が効率アップには必要です。

腰をしっかり固定できて、安定したペダリングをしているライダーは、それほど体幹が発達していないライダーでもいます。

そういうライダーはサドルに腰を固定する体の使い方、骨盤の角度を知っているのです。

意識しているライダーもいると思いますが、自然に身に着けたものかも知れません。

もちろん、体幹を鍛えて発達した方がペダリングで生まれたパワーの伝達効率を高めることはできますから

体幹トレーニングに取り組んでください。

大学の実験室でテストを行いました。

圧力センサーをサドルに埋め込んで、骨盤の角度をライダーが調整して、サドルにかかる圧力の変化を測定しました。

もっともお尻の固定力が発生する骨盤の角度を確認しました。

骨盤の角度の確認は移動式のレントゲンで行いました。

背中を反らせるくらいのイメージで真っ直ぐにすると、

男性ライダーなら尿道がサドルの中央から先端にかけて普通にペダリングしていた時より、圧力が3倍近くに高まり

骨盤の角度は時計方向に動き、サドルにかぶるようになってお尻の固定力が増します。

女性ライダーの場合は、背中を反らせるくらいのイメージで真っ直ぐにすると

性器がサドルの中央から先端にかけて圧迫が3倍近くに高まり、お尻の固定力が増します。

男性ライダーの場合はこの固定力を増した状態で走ると尿道が痛くなったりしびれたりします。

女性ライダーの場合は性器が痛くなったりします。

お尻の固定力を増して、しかも、快適に走るには、圧力を分散させるパッドの厚さ、穴あきや溝付きなどのサドル選びや

取り付け角度やサドルの前後位置や高さの調整が重要なのです。

ダンシングしてきて、スッと腰を下ろした時、ぴたっと腰が収まり、はまった感じ

まったくサドルの上で腰の位置を動かさなくても

脚を踏み込むパワーを発揮できて、しかも、クランクを回しやすい腰の位置を実現できていると、快適なライドを実現できます。

それはレーシーな走りでも、ロングライドでも同じくらいサドルの設定の最適化は重要なことです。

2日続けて走ってもお尻が痛くならないことを基準にした

サドル選びも2年間で30個以上を試して、1つ1つ前後位置、取り付け角度、高さを微調整して試走して探しましたから

時間もお金もかかって大変でした。

30年前に手に入れて使っていたセライタリアのターボマチック2がいいことが分かりましたが

残念ながらすでに生産停止の絶版モデルになっていて、手に入れるのがとても困難で

サイスポのケンタくんがネットオークションで探してくれた、真っ黒なターボマチック2を1個という予備サドルの状態でした。

そしてつい先日、ベジタリアンSさんにドイツのショップで探してもらった

デッドストックものの2個の新品のセライタリアのターボマチック2のおかげで、圧迫感の分散も

全体的なクション性もやはり抜群で、しばらくは不安なく走ることができています。

 

ただし、どんなに素性のいい、ぴったりフィットするサドルでも、サドルのポジションが出ていないと不具合は発生するものです。

簡単な言葉で言ってしまえばスイートスポットで、座骨や股関節周りの出っ張りは、尿道の触れる部分で

 

快適なゾーンがサドルによって広いもの、狭いものがあります。

サドルにはお尻、座骨や股関節の内側の出っ張り、尿道などに触れてしかも圧力をうまく分散する限られたゾーン

スイートスポットという部分があって、サドルの前後位置や取り付け角度の微調整で

そのフィーリングがまったく変わってしまいます。

 

2年で試した30個以上のサドルは、1つ1つスイートスポットを探して

自分がパワーを出せてクランクを回しやすい腰の位置に、スイートスポットが当たって

サドルがその腰をしっかりサポートしてお尻が痛くならないように

煮詰める段階では、サドルの前後位置をmm単位で微調整します。

前も主体のペダリングでは、座骨は後ろへ傾斜して、圧力はサドルの後ろ側の座骨の触れる部分にかかります。

背中を反らせるようなイメージで、骨盤を前傾させて前もも(大腿四頭筋)、後ろ側のハムストリング、臀筋、腸腰筋などの広い筋肉群でペダリングする全体踏みは尿道への圧迫が増します。

 

サドルの後ろよりの座骨と、中央の股関節の内側の出っ張りや

通応から先端の尿道にかかる圧力のバランスを、サドルの取り付け角度で微調整します。

 

ライダーの骨格や筋肉の発達、柔軟性などで、パワーを発揮できる腰の位置

クランクを回しやすい股関節周りの詰まり感がない腰の位置がライダーによって大きく変化します。

 

体力の変化や、レースやロングライドなど、対応するスピード域によっても腰の位置が変化します。

ダンシングを思い浮かべてみてください。

サドルから腰を浮かして、腰の位置を前に移動してペダリングして、1踏みに体重をかけて

パワーを増すペダリングのテクニックです。

 

踏み込みのパワーを増すには、サドルの前よりに腰の位置を移動してクランクを踏み込む力を増します。

全体踏みペダリングの広い範囲の筋肉を動員するスイッチを入れる

 

骨盤の前傾した状態になると、脚を踏み出すパワーを支えるために座骨のサドルへの固定力が増して後半の圧力が高まります。

同時に尿道への圧迫も増します。

踏み込めて回しやすい腰の位置のバランスを探して、サドルの前後位置をmm単位で調整して

速度をキープできて上手く圧力を分散して、お尻に痛みが発生しない取り付け角度の調整が難しいのです。

快適な走りを実現するには、サドル選び、ポジションの最適化が重要です。

 

スポーツバイクファクトリースズキの試乗サドルを是非利用してください。

ではでは。

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