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月刊サイクルスポーツではおなじみのフリーライター藤下雅裕氏によるブログ「自転車生活」。
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藤下さんの「自転車生活」VOL.412

パワーを測定できるデュラエースクランクがもたらすもの

 

シマノのパワーを測定できるというデュラエースの中空アルミのアンシンメトリックデザインのクランクは、左右のクランクにパワーを測定するストレンゲージが内蔵され、ハンガーシャフトの中には、ワイヤレスやクランクのしなりでパワーを測定する装置を動かす電池が内蔵されています。

交換の必要のないほどのスペックを持つリチウムイオン電池が内蔵され、左右の脚のペダリングのパワーバランスの特性も、パイオニアの製品のように、踏み込む方向やパワーの大きさも評価できるデータを測定できるらしい。

 

と言うことなら、もろにライバルはパイオニアのパワーメーターということになります。

待てよ、ということは純正のサイクルコンピュータもペダリングのパワーが、どのクランクの位置で、どのくらいのパワーを発揮しているのか表示できるようにならなくてはおかしいですよね。

期待しちゃうよな。

何だかシマノの取り扱い方法の説明会がより楽しみになってきました。

 

パワー測定クランクの設定方法と、サイクルコンピュータの機能、デュアルコントロールレバーの機能が気になります。

もうすぐ明らかになります。しかし、自転車屋さんはパソコン屋さんになった感じですね。

 

自転車業界の定休日の集中日の水曜日、卸屋さやメーカーの発表会はほとんどが水曜日に開催されます。

サイクルショップのスタッフは、一体いつ休めばいいんでしょ。

走りにもいけないよと言う声も出ています。

展示会、説明会、行くかいのある内容ならいいですが、内容の乏しい展示ではね、チョホホというショップオーナーやスタッフの声が聞こえてきそうです。

 

説明会は御前、午後、夕方に別れています。品川に移動して新製品説明会に2時間半参加しました。

なんと、現段階でサイクルコンピュータの設定なし!だそうです。

シマノの説明によれば、パワーを測定できるギヤクランクシステムに対応する、ペダリングを評価する画面設定などのある、純正サイクルコンピュータの設定は現段階ではなく、アントプラス対応のサイクルコンピュータ、つまりガーミンなどとの組み合わせになるらしい。

でもね、パイオニアのシステムのような、ペダリングのクランクの位相による、力を加える方向(ベクトル)や、力の大きさ、ペダリングの評価の機能やソフトはできているらしく、現実にシマノのフィッティングシステムでも使われているからね。

 

デュラエースのパワーを測定するクランクには、その機能もすでに盛り込まれていて、現段階では表示できなくても、近い将来の課題として、表示が可能になるデバイスが準備されているような口調でした。

そうなればパイオニアの強力なライバルになります。

でも、パワーを測定できるクランクと同時に発売という運びにならないところが、やっぱりシマノはこの手のマルチ機能のサイクルコンピュータの開発が得意ではないらしいと憶測されてしまいそう。

 

iPhoneなどへクランクの測定データを飛ばす、ワイヤレスのデバイスは用意されていて、それが海外サイトなどで、シマノもワイヤレスで操作する変速システムを開発という憶測につながったみたいです。

現物のDi2 デュラエース9100系は有線ですよ。

とにかく、時間をかけてでも、ガーミン以上のパーフェクトなものを開発してリリースしてほしいですね。

 

デュラエースのギヤクランクの歯先間隔や、インナーギヤの歯先の位置の設定を内側への変更により、インナー×トップギヤや2段目のギヤとのドライブ時に、斜めにドライブするチェーンが、アウターギヤの内側に設定されたチェーンを引き上げるスパイクピンや、歯先への接触を防ぐ構造を採用しています。

ディスクブレーキやスルーアクスルの142mmリヤエンドへの対応とか、もしかしたら将来の12段スプロケットへの布石にも感じる規格変更です。

 

新型デュラエースの変速システムの設計で想定している、チェーンステーの長さも短くなって、最新のカーボンフレームの設計寸法に対応するようになっています。ただし、シマノでは極端に斜めになるチェーンのドライブをお薦めしないという見解を鮮明にしています。

こういう設計変更を見ると、142mmのスルーアクスル化対策や、そろそろウワサになっている12段のフリー対策らしきことも施されていると感じるのはボクだけでしょうか。

 

会場には、パワーを測定できるクランクは1セット持ち込まれていましたが、現実に組み込まれて作動している状態ではありませんでした。組み付けのセミナーがパワーポイントで行われました。

Di2 とハイドロディスクブレーキが春先にリリースされれば、2017年の次のシマノの課題は、アルテグラのフルモデルチェンジと言うことになりますね。

ところでカンパニョーロやスラムも、シマノのパワー測定クランクを眺めているだけなのでしょうか。

当然視野に入れて開発は進んでいると思うのですが、シマノですら一石一鳥というわけにはいかないので、発表やリリースを楽しみに待つという感じですね。

 

シマノのパワーを測定できるデュラエースクランクは、価格が15万円と少し、将来発売されるであろうペダリングモニター対応のワイヤレスのサイクルコンピュータは、3万円から5万円になるのかな。

そうなると、先行していたパイオニアだけど、外付けのパワー測定システムとペダリングの評価の表示をできる2機種のモニターの販売だけなので、シマノがペダリング評価機能のある、サイクルコンピュータをアップデートして行くと、余程の価格のアドバンテージがないと生き残りが厳しくなったな〜。

 

ではでは。

 
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