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月刊サイクルスポーツではおなじみのフリーライター藤下雅裕氏によるブログ「自転車生活」。
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藤下さんの「自転車生活」VOL.426
  • 超軽量なクイックレリーズを試しましたが!

 

ドイブランドのライトウエイトホイールは軽量で高性能なカーボンリム、カーボン繊維のエアロスポーク

オリジナルのカーボンハブの組み合せで組まれているスペシャルホイールです。

ボールベアリング形式はどんな構造だっただったかな。

カーボンホイールの中でもモナカのように張り合わせる、かなり特殊な製造方法で製作され

カーボン繊維のスポークがテンションをかけた状態で接着で組み上げられて、組み上がると振れとり作業ができない構造です。

 

昔はキネティックという小規模ファクトリーのブランドでしたが

ドイツの工房で製作されているというライトウエイトのカーボンホイールは、軽さと剛性のバランスが優れていて

プロレーサーが自腹で購入してロゴマークをはがして決戦ホイールとして使っていると言うウワサの超軽量ホイールです。

ロープロファル、エアロ、ディープリムの3パターンが用意されています。

 

いまや、そんな他社製品を使うことは、スポンサーの契約の縛りがキツくて、有名選手でもなかなかできるものではありませんが

ドイツテレコム当時のヤン・ウルリッヒは確かに上りセクションでキネティックのディープリムホイールを使って走っていました。

踏み出しの軽さやスピードの伸びも定評があります。

ただし、60万円から80万円前後とお高いですよ〜。

 

そんなライトウエイトホイールが、初期モデルに採用していたクイックレリーズがドイツの軽量パーツメーカーのチューンのチタン合金製のクイックレリーズでした。

アルミのハウジングに思ったより丈夫なチタン製のクイックレバーにエキセントリックカムレリーズが付いていました。

180度クイックレバーを開放した状態から、90度締め込むと動きが少し重くなるように

アルミ製のクイックナットを時計方向へ締め込み、そこからクイックレバーを90度締め込むと

頼り無さげなクイックレリーズでしたが、思った以上にしっかり締まってエンドへホイールが固定されます。

 

ただし、クイックレバーは180度締め込んでもストップすることが無く

さらに内側へ入るので、エキセントリックカムレリーズの締まり具合を確認して

そこそこの位置でクイックレバーを止めておく必要があります。

これはチューンのクイックレリーズへの慣れが必要で、ひとにやってもらうには不安が残りますから

必ず自分で締めるようにしています。

ぎりぎり実用性のある超軽量のクイックレリーズです。

 

最新のライトウエイトホイールに付属しているのは、さらに軽量化された

ハウジングの省略されたチタンシャフトのクイックレリーズですが(ブランド名は興味があれば調べてください)

これは、別売りでも市販されていて、ライトウエイトホイールが採用しているのだから大丈夫なのではと、試しに買って使ってみました。

細いチタンシャフトの先端に、薄いアルミ製のワッシャーが付き

ダイレクトに小さな楕円球のエキセントリックカムが付いているクイックレバーが連結しています。

細く削り込まれたチタンシャフトの末端だけ太くなってクイックナットをねじ込む細かいピッチのネジが切られています。

 

クイックナットの軽量化がまた凄くて、まるでアルミ合金製の薄いワッシャーかと思うようなシロモノです

ねじ山の部分の肉厚が7mmくらい、エンドに触れるフランジの部分は3mmくらいの肉厚です。

これでしっかりホイールを固定できるのだろうか?。

エキセントリックカムレリーズの根元には、カギの印が付いていて

クイックレバーを、その印の位置まで締め込んで固定するようになっています。

ところがこのクイックレバー、しっかり固定しようとクイックナットを締め込むと

180度クイックレバーが動かないうちに、動きが重くなって締め切れません。

 

だけど、クイックレバーを締め切れるようにクイックナットを緩めると

今度はホイールをしっかり締め付ける固定力を発揮できません。

しかたがないので、印の位置までクイックレバーを締めてから

スキュワーみたいにクイックレバーを時計方向へ回して締めて固定しました。

しばらくはこの超軽量のクイックシャフトを使って、スキュワーのように回して締めて固定していましたが

軽いのは確かに魅力的だけど、それではホイールの固定力も不安だし、フレームやフロントフォークの剛性にも影響するので

佐渡へ行く前に、マヴィックのチタンシャフトのクイックレリーズに交換して、倉庫送りになりました。

超軽量パーツは実用性、信頼性の見極めが重要ですね。

ではでは。

| - | 18:35 | comments(0) | - | - | - |