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月刊サイクルスポーツではおなじみのフリーライター藤下雅裕氏によるブログ「自転車生活」。
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藤下さんの「自転車生活」VOL.44
■2009年のクラフトのアンダーウエア

寒い日に使うと「温かい」と評判の、化学繊維もののアンダーウエアで定評のあるスウェ―デンのメーカーがクラフトです。

最近ではバイクジャージやバイクパンツやグローブなど、バイク専用のアイテムを増やしています。

真冬だけでなく、春先や秋にも重宝するホットタイプのアンダーウエアは、伸縮性が高くボディへのフィット感が高く、肌触りのいい化学繊維製です。その半そで、長そで、厳冬期用の長そでの前面にウインドストッパー生地を縫いつけたタイプなどがあります。もちろんタイツやパンツなどもあります。スキーやスケート、自転車競技のほか、登山などのスポーツにも採用されているアンダーウエアです。

半そで、長そで、長そでにウインドストッパー付き、2003年から、各モデル試しましたが、重ね着のベースレイヤーとして素肌に着て、のんびりライドでも、どれも確かに温かく快適に走れました。

■のんびりライド系とシリアスライド系

つくばの冬、朝スタートするときの気温が0度〜10度くらいでも、クラフトの長そでアンダー。

その上に、長そでジャージか100%スーパーファインメリノウールの薄い長そでセーターです。

さらにウインドストッパー系ジャケットの重ね着というのが基本パターンです。それに、薄手のウインドブレーカーを体温調節用に用意しています。顔や手先や足先などは冷えていても、走り出してしまえば、よくトレーニングしている人なら15分程度、普通のひとで30分も走ると、ボディはうっすらと汗をかき、体脂肪もグリコーゲンに変換されて運動エネルギーとして使われ始めます。

■ウオーミングアップ完了の印は発汗です

運動を始めると体温が上昇して毛細血管も広がり、血液に含まれている酸素や運動エネルギーを、細胞へ運び込むのを仲介したり、筋肉の収縮後に発生する二酸化炭素や乳酸などを運び出す、体液の活性化もできて、体は強度の高い運動をできる準備が整った状態になります。

これがウオーミングアップを終わった状態です。運動を続けると体温がさらに上昇して、体がオーバーヒートして熱ダレしないために、体温調整のメカニズムの発汗が働き始めます。

のんびりライド系のライダーもシリアスライド系のライダーもウオーミングアップ完了までのメカニズム的には同じです。

■ドライ感は快適走りのキーポイント

のんびりライド系のライダーは、止まっている時の寒さを警戒して、温かさを重視したアッパーの重ね着になる傾向があります。これが上り坂などで運動強度が上がった時のオーバーヒートや大量発汗の原因になります。

上り坂ではいくら前面フルジップを全開にしても、風の量が少ないので、汗の蒸散によるクーリングが間に合わないのです。

さすがに汗が溜まってドライ感は失われて、べたべたの不快感や冷たさを感じることがあるのです。

シリアスライド系のライダーは、走っているときの発熱量と温かさを配慮して、止まっているときは寒いくらいの重ね着で走る傾向があります。

だから発汗を抑えられるし、例え発汗しても体に当たる風で蒸散させやすい状態なので、確かに発汗はしているけどドライな感じを保ちつつ、ちょうどいい感じで走りつづけられるのです。

■走りに合わせて重ね着を調整する

真冬でも走り走り方に合わせて、重ね着することが発汗量の調整のポイントです。ただ、上り坂や向かい風など運動強度が高くなって発汗量が多いと、化学繊維が汗を吸い上げて表面で蒸散させる量を上回り、高強度の運動を続けているときは発熱しているのであまり気にならないのですが、運動強度が低下してくると、汗がびしょびしょに溜まっている肌触りが気になりますし、冷えを感じてしまいます。

やっぱりシリアスに走り込んでいる、高い運動強度でもあまり発汗しないか、または、運動強度の高いときを想定してバイクウエアを重ね着して、むやみに体温上昇しないようにしている人向きの設定なのでしょう。

■確かに涼しく、ダメージが少なくなる

昨年、クラフトの輸入元の社長と一緒に4月ごろに仕事をしていて、温かい季節のアンダーウエアがあること、それが効果的なことをアドバイスされました。毎年、真夏の暑さによるダメージをどうしようかと考えていたところでした。しかし、半そでジャージの下に重ね着して暑くないのかな?という疑問は湧きました。

気温30度以上のフィールドの走りを快適にしたい一心で、クラフトのクーリングアンダーを試してみました。

サイズも重要というので、同じモデルのXL、L、Mを用意して着て走ってみました。

まず素肌に着ると「冷っ」とします。
生地は特殊な5角形断面の化学繊維で織りあげた生地で少し伸縮性があります。密度の高いメッシュ状になっていて、肌に触れている部分が汗を吸い上げて、クーリングアンダーの表面へ送り出します。

そこでジャージを通過した風がまず汗を蒸散させて、気化熱で体を冷却します。

そして、アンダーの表面に運び出された汗は、バイクジャージの汗を吸い上げて表面で風があたり蒸散させて、気化熱で2重の冷却効果が得られるというわけです。真夏の日差しを浴びて走るわけですから、暑くないわけはありませんが、走り出すと風が当たって確かに涼しいのです。

これは明らかにクラフトのクーリングアンダーの効果です。おかげで1夏のダメージを小さくして快適に走れました。

K隊長、H原さん、シリアス走り部隊の方々、そしてロングライドのんびり走りの方々にも、この夏ぜひともお薦めのアンダーウエアです。

■ぴったりサイズの方が効果的でした

ル―ズフィットのクーリングアンダーウエアの方が、風が入って涼しいのではというイメージがありました。

一般的なウエアならそうでしょう。だから。XLやLサイズの少し余裕があるサイズの方がいいのではと思っていました。

ところがMサイズでぴったりボディラインへフィットするサイズの方がクーリング効果は高いようです。

クーリングアンダーを選ぶときはしっかり試着した方がいいようです。

フィット感がクーリング性能を左右してしまいます。クーリングアンダーが肌により密着して、汗を吸い上げてクーリングアンダーの表面へ吸い上げて、ジャージを通過した風で蒸散させる効率が高くなるためでしょう。

クラフトのクーリングアンダーとともに注目されるのがアソスのホットサマーというクーリングアンダーでしょう。

これも2008年の夏に試しましたが、同じような涼しさを感じました。ただし、クラフトが5000円台なのに対し、アソスは8000円台です。

さーどっちを選びますか?。

■早期予約をした方がいいですよ

ここからはショップの回し者のコメントですが。

まだ真夏までには時間がありますが、こういう「季節限定」の快適性能の高い製品は、売れ残りによる不良在庫が怖いので、マジに日本への入荷量が少なく、シーズン直前、すぐに品切れの状態になる可能性が高いアイテムなのです。もちろんバックオーダーなんて通用しません。

1回限りの入荷というのが普通になっています。

だから、油断していると買いそこねて1シーズン不快な走りになってしまいます。

アソスのホットサマー、つけると涼しいアソスのUVカットアームカバー、クラフトのクーリングアンダー、ツータイムズユーのUVカットアームカバーなど、今から予約を入れておいた方がいいですよ。

昨年も輸入代理店には予想を下回る量しかメーカーから入荷しませんでした。

自転車ブームでそういう用品が引っ張りダコなのです。

ボクも今年はクーリングアンダーとアームカバーを早期に発注するつもりです。ではでは。

| - | 14:48 | comments(0) | - |









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